×
アラン

アラン

好きなもの:星を見ること、レンズ豆のスープ
苦手なもの:文字の読み書き、知らない人と話すこと
特技:料理、速く走ること


「死ぬもんか。汚くたって、貧しくたって、おれは自由なんだ!」

♫生まれたきっかけ
 DQ9でアランの元になったのは、盗賊の男の子でした。とにかくすばしっこいので、魔物と出くわしても大体先手を取ることができます。魔物から宝も盗めるし、手先も器用なため武器を扱うのも上手です。何でもそつなくこなせるから、なんとなく仲間の中で一番の常識人、はたまた苦労人なイメージが勝手についていました(というか、盗賊なんてものをやっている時点で過酷な人生を送っていそう)。義賊という扱いなのか、DQ9の世界では職業として盗賊を選んでも咎められることはありません。正義のアウトロー、という表現がわたしは結構好きです。

 初めは、18歳の無口で根暗な青年という設定でした。『旋律』本編のアランが、マリアたちと出会わぬまま成長したという感じです。大切なロレーヌが死んでしまってから、妹であるローナに病的なほどに執着してしまう、かなり癖のある人物でした。『旋律』の雰囲気に合わなかったので没にしましたが、そんな暗いアランのことも、ちょっと書いてみたかったなあと今でもたまに思ったりします。


♫名前の由来
 アベル、アダム、アン、アメリア……アから始まる名前が、わたしは男女問わずとても好きです。四人の中で一人はアから始まる名前をつけようと思っていたので、彼の名前はすんなり決まりました。由来を後づけするならば、砂漠の有名な物語にも「アラジン」や「アリババ」などアから始まる主人公が出てくるので、それに合わせたということにしておきます(いいのかそれで)。


♫デザインについて
 腰に差しているナイフは、ジャンビーヤというアラビアで使われていたものです。アラビア半島では、このナイフを持つことが自由人としての誇りとされていたようです。首に巻いた布は、アランを牢から助け出したシハーブの形見です。
 裸足は、自分の足でどこまでも行ける自由さを表しました。自由を手に入れたアランの足には、もう何もつけられることはないのです。


 悲惨な道を歩む男の子というものに惹かれます。そんな子がだれかに手をさしのべられたり、自らの力で這い上がろうとする姿を見るだけで、泣けてきます。大切なひとたちを亡くして絶望ばかりを見ていたアランが、物語の後半からは「あきらめない気持ち」を持つようになります。それはまぎれなくアランの成長であり、彼が手に入れた強さなのです。これから大人になってゆきながら、またいろいろと悩むのでしょうが、いつだって見守ってあげたいキャラクターです。