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オディール

オディール

♫名前の由来
 『白鳥の湖』に登場する、オデット姫を白鳥にした悪魔の娘の名前です。見た目はオデットとそっくりなので、ジークフリード王子は、オディールをオデットと間違えたまま愛を誓ってしまいます。


「わたしが、オデットさまのことをわからないはずがないでしょう。たとえ、どんな姿であったとしても」

 『白鳥の湖』の絵本を初めて読んだとき、オデットもオディールもすごくかわいかったんです(なんたって瓜二つですから)。 それなのにオディールが悪者なのはいやだなあ、といつも思っていました。二人が友だちになれていれば、こんな悲しい結末にはならなかったのでは? そんな疑問がきっかけで『旋律』のオディールが生まれました。
 最初は、王子を悪者にして二人で王子を倒すというコメディのような話を考えていました。