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『空飛ぶ夢の歌』を追加しました

 前回の日記から、だいぶご無沙汰になってしまいました。せこせこと旋律の続編を書いたり、職場を卒業する子に渡すアルバムを作ったり、はたまた手芸に夢中になったり……読みかけの本ややりかけのゲームにも手を出したいのですが、なかなかその時間がとれません。忙しいのではなく、本当にマルチタスクが苦手なんです。ひとつのことを始めたらそれが終わるまで、マジでほかのことがなにもできない……損な性格です。

 話は変わりまして、サイト内の物語のページに『空飛ぶ夢の歌』というお話を追加しました。文字数としては6万字程度、おそらく1時間以内で読み終わる簡単な物語です。
 この話はちょうど1年前の今ごろに、児童書の賞に応募するために書いたものでした。『旋律』の七楽章を改変して、投稿用に書き直したものです。結果は落選だったので、お蔵入りにしようか迷ったのですが。
 でも、読んでくれた友人が「子どもが夢を持つきっかけになる、とてもいい物語だと思う」だなんて、泣きたいほどに嬉しい感想をくれました。なので、わたしの中ではとても大切な物語です。登場人物の双子も、『旋律』のキャラの中で特に深く思い入れがあります。どうしてだろう、双子ってだけでなんか謎のエモさを感じるのかもしれない……。
 今あらためて読んで見ると、粗が目立つなあ、とも思うのですが。それは物書きとして成長している証だと信じて、投稿したものをほぼ丸々改訂せずに載せることにしました。
 さらにせっかくなので製本しました(写真のやつです)。長いこと表紙のデザインが浮かばなかったのですが、なんだかんだ良い出来になったと思います。中の挿絵は七楽章の使いまわしです。
 じつは文字はすこし浮き出たデザインです。文字の切り抜きがアホほど大変でした。何故いつも大変な技法に手を出すのか……。

 中身はこんな感じです。すこし字は大きめ。

 落選した話に時間かけて製本してもなあ、と悩んだりもしましたが、こうして完成させてみると「作って本当によかった」と思います。この物語を愛しているのは、ほかのだれでもない、作者のわたし自身なので!

 以上、1月2月の活動報告(?)でした。明日からまた新しいことをがんばる!